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チリウヒーター

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BOSSのひとりごと 2020年2020

コロナウィルスCOVID19 WHO国別感染比較 人口百万人当り   更新日:2020/12/24
   12月7日~12月13日   12月14日~12月20日   12月21日~12月27日
   一日当り
新規感染
 累積死亡数  一日当り
新規感染
 累積死亡数  一日当り
新規感染
 累積死亡数
 日本  19 20  16  17
 韓国  15  11  8  10
 USA  629 886  497  794
 イタリア  274 1,059  435  899
 フランス  181  879  176  793
 ドイツ  255  260  212  192
 スペイン 88  1,019  130  955

   11月16日~11月22日   11月23日~11月29日   11月30日~12月6日
   一日当り
新規感染
 累積死亡数  一日当り
新規感染
 累積死亡数  一日当り
新規感染
 累積死亡数
 日本  15  16  16  17  17  18
 韓国  6  10  8  10 11  11
 USA  495  763  497  794 540  835
 イタリア  558  815  435  899 344  984
 フランス  374  738  176  793  158  837
 ドイツ  218  167  212  192  219  224
 スペイン  197  912  130  955  109  989

12月 コロナの飛沫

 コロナ対策の一環として理化学研究所が世界最高速のスーパーコンピューター「富岳」を使って飛沫の飛び方を計算しました。食事中のようにテーブルに4人座ってマスクなしで会話している場面です。向かい合っている人よりも隣にいる人のほうが飛沫を5倍多く浴び、斜め前の人は1/4しか浴びない、とかいろいろある中で、室内湿度との関係が発表されています。それによると、1.8m離れて向かい合ったとき、湿度30%の時は飛沫の水分が蒸発して微小化するため、湿度60%時に比べ2倍以上の飛沫を浴びるとされ、研究者は「部屋の湿度は70%にするのが良く、換気もしっかりすべし」と。でもこれは間違いです。先ず、冬に換気をすればするほど、乾燥した外気が室内に流入し部屋は猛乾燥します。例えば7℃湿度65%の外気が部屋に入り、20℃に暖房されると湿度は27%程になります。いくら加湿しても換気をすれば湿度はどんどん逃げてゆきます。それならと換気は止めて加湿したらどうでしょう。冬に換気を止めて湿度を上げると大喜びするのはダニです。私の孫は2歳の時、換気の悪いマンションで暮らしていて、もう少しで小児喘息になるところでしたが、原因はダニでした。家の中で飛沫を飛ばすのは家族ですからコロナがあればとっくに貰っています。WHOが推奨する湿度は30%以上。パリの美女もお肌パサパサにはなっていません。所定の換気量を確保して24時間換気をするのが冬の健康生活の要です。

nikkei.com より
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11/9 日本のロナ感染は著しく少ない!

 日本のコロナウィルス感染者が10万人、死者は千7百少々、米国は感染8百50万、死者百2十万人等の報道が良く見られますが、人口が全く違うので各国の感染の酷さが比較できません。人口が日本の5倍の国なら、感染者数が5倍だとしても同程度と考えられるので。東京など人出は少なく経済的危機におちいる人や会社も多いけれど、日本の感染は他の国と比べてひどい状態なのか、それとも大したことないのでしょうか?見つけたのが中日新聞掲載の11月1日のグラフで、同紙は毎週更新掲載しています。各国人口百万人当り、週平均で一日何人が感染したかのを計算したものです。元になったWHOのデータから計算すると、11月1日迄の一週間に、フランスでは人口百万人当り毎日604人が感染という計算です。急増中、の欧州では、英国は一日332人、ベルギーは一日1,221人です。人口百万人の都市で毎日千二百人づつ感染者が出る状況を想像するとゾッとします。あのデタラメな米国は人口が広大に広がっているせいか割に少なく一日237人(翌週には295人)。さて日本はと言えば何と一日5.2人、韓国は2.2人、欧米に比べ驚異的に感染が少ないのです。コロナの重症化率は人種によって差が大きいと言われていますが、感染率も違うのでしょうか?もう少し活動をしても良いのでは、と思わなくもありません。しかし後遺症が長く尾を引きそのせいで失職する人もいるとか。何とか抑え続けるしかないのかな。

WHO, 中日新聞より (クリックすると拡大します)
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11月 なぜ日本では新型コロナの死者が少ないのか

 COVID19(新型コロナ)による死者数は米国184,700人、日本1,300人 (9/2)とありますが、元々の人口が違うので比較できません。人口百万人当りの死者数を札幌医科大学がまとめているので見てみましょう。9月2日時点で日本の死亡数は人口百万当たり10.3人です。これに対し英国611人、スペイン607人、イタリー587人、フランス457人。これらの国は今はもうあまり死者を出しませんが、感染防止より経済だ、とやったブラジル、米国はどんどん急進中でそれぞれ285人、387人でどんどん増加中です。米国は一時大惨事に突入したニューヨークがクオモ州知事のリードが功を奏し今は殆ど死者を出しませんが、全米で見ればひどい状態です。トランプ氏はマラリアの薬が効くと言ったりでたらめですがそれでも国民の半分近くに支持されるのですから欧州人がアメリカを発展途上国というのも理解できます。それにしても英国スペインなど日本の600倍の死者を出したのですから社会的打撃は日本の比ではなかったのです。今、世界の謎は、なぜ日本の死者がこれほど少ないかという点です。日本だけでなくアジアの国々がどこも欧米に比べ桁違いに少ないのです。欧州が中国からの入国を拒否した2月に日本は春節の買い物客欲しさに国境を開き続け、高齢者率は世界一高く、首都圏の交通の過密は有名で、PCR検査はさっぱり、欧州のように厳しい規制もなし。これで少ないのは世界が理解に苦しむのです。これから世界中がその「なぜ?」を求めて研究をすることになります。

人口百万当たりの国別死者数推移 (札幌医科大学)
目盛りは水平太線ごとに10倍になります
(クリックすると拡大します)
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10/23 Low-eガラスの冷涼効果

  昨今、よほど建築費を節約しない限り、窓ガラスは複層(2重ガラス)のLow-eガラスです。一般的には複層Low-eガラスは冬に効果がある窓と思われますが、実は温暖な地域(5地域以南)では夏の暑さを防ぐのに効果的なのです。家の北側には日は当たらない、と思われるかもしれませんが、では家の北側は暗黒闇夜の如しか、と言えばそんなことはありません。太陽の光は大空で散らばって四方八方から照るので十分な明るさがあります。直射日光は当たらなくても四方八方から太陽の光と熱は家の窓から入り、それによって家の中は暑くなります。ところが温暖地で使われる遮熱型Low-eガラスは太陽の熱の入射を60%遮断してしまうため防熱に多大の効果があります。加えて、照り返しに効果的です。照り返しとは太陽で焼かれて熱くなった地面や隣家が放出する熱、遠赤外線です。マンションのベランダのコンクリートが焼けて夜になっても掃出し窓辺りが暑いのはよくあることですが、こうした照り返し熱はLow-eガラスではきいれいに解消です。こうして同じ複層ガラスでもLow-eガラスかそうでないかで夏の冷房エネルギーをほぼ半減することができます。家の東西に大きい窓を設けてしまった人は午前、午後に直射日光が家を暑くします。いわゆる西日ですが、遮熱型Low-eガラス窓でも40%は入射してしまいます。効果的なのは、窓の外側を外付けシャッターやヘチマのすだれなどで遮蔽し入射を15%辺りまで減らすことです。

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10月 ワクチンは高齢者には効かない?

  世界中がもう新型コロナウィルスにうんざり、100を超えるチームがワクチン開発にしのぎを削っています。そもそも人は2段構えの免疫システムを持っており、1段目の自然免疫は日常的に外敵から人を守っていますが、コロナのように手に負えない敵がくると第2段獲得免疫が起動。B細胞、T細胞のリンパが働きます。B細胞は抗体を投げて攻撃、T細胞は自ら肉弾攻撃で強い殺傷力を発揮します。今回のコロナ禍の中、世界で研究した結果、抗体ができずに回復した例が多いことが見えてきました。どうもT細胞が昔経験した類似のウィルスを覚えていてこれで敵を退治したのではないかと言う見方が出てきてT細胞が脚光を浴び始めており、アジアの死亡率が欧米の百分の一と極端に少ないのもこの辺りに原因があるのでは、と今後の調査研究に期待されています。さて、胸骨の上方、心臓の上あたりに胸腺というのがあり、これが問題のT細胞の拠点になっています。誕生後成長し思春期頃には30~40gになりその後徐々に縮小、高齢になると脂肪が満ちてその分T細胞が減り免疫力が低下します。更に高齢化とともに免疫システム全体が長年潜伏感染共存していたウィルス(CMV)との戦いに忙殺されていて、ワクチンの刺激で免疫を強化することができないとも言われます。そもそも生物の生存の目的は子孫を残すこと、繁殖が終われば無用のものなので、筆者のような高齢者がワクチンに助けてほしいと思っても無理な相談かもしれません。

wellbeinglink.com より(クリックすると拡大します)
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9/18 太陽光発電のその後

 太陽光発電のブームに勢いがありません。本当に「お得」だったのでしょうか。5年前に家庭用4kW型を160万円で設置したとします。年間に5000kWhを発電したとして発電量の40%2,000kWhを自家消費すると、電気料は年に54,000円安くて済み、残りの60%3,000kWhは割増の33円で10年間売ることができます。売電額は年間9,900円、両方合わせて年に153,000円、10年間で1,530,000円の稼ぎなのでまだ少し元が引けません。ところが困ったことに11年目からは買取価格は7円、なんと普通に払っている電気料の1/4近い値段でしか買ってくれません。悔しいから自分で使おうと思っても家庭では昼間あまり電気を使わないので売るしかありません。自然エネルギー利用の推進は良い事なのですが、「太陽で電気を作り家庭で使いきれずに余った電力を売ることができる」と国とメーカーとマスメディアがぐるになって煽り立てた事に嘘はなかったでしょうか。欧州の人に日本では家庭用太陽光がブームだ、と言ったら、えー?あの電気は家庭用ではないじゃないか、と言われました。太陽光発電は、工場やオフィスが昼間電力を多消費するのを助けるもの、と正しく説明すべきものだったのです。なお、それなら電気を貯めておいて自分で使おうと高額な蓄電池を買うのもよく計算してからにすべきですし、寿命が来て解体撤去する費用は自己負担であることも考えておくべきです。

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9月 コロナと戦う人々

 コロナウィルスによる死者は人口1千万人当り日本では80人以下です。その少なさは世界の謎とまで言われる程で、英国6500人、イタリー5800人、フランス4580人など2桁違い、アメリカやブラジルはこれらを追い越しそうな勢いで増加中です。医療従事者たちが文字通り自らの命を懸けて長時間の苦しい勤務をこなしながら、次々に死んでゆく患者たちに涙する姿をBBC放送が報じていました。ニューヨーク郊外では火葬が間に合わずあふれ出した死体を仕方なくコンテナーに貯め置く葬儀屋も。そんな中ロックダウンで家に閉じ込められたスペインやイタリアの市民たちが毎夜8時になると皆が窓を開けて一斉に拍手したり、楽器を奏したりすることで医療従事者への感謝を表していました。下は米国ボルティモアの病院で働く看護師が通用口の向かいのビルにあったのを撮った写真。「最前線の英雄たち、ありがとう。がんばってね」とあります。日本の感染初期に院内感染がおきた上野の永寿病院。クルーズ船騒動の直後の対応不慣れや、PCR検査の遅さもあり感染が拡がりました。ここは血液疾患を持つ人や進行中や抗がん剤投与中のがん患者など抵抗力のない人々が多く入院していたため43人という死者をだし、職員も多数感染しました。バッシングをした人々もいたことでしょう。それでもここで子供に会うこともできず、家に帰れずにホテルに泊まったりと苦闘した看護師たちは「頑張れ、永寿病院 地元有志一同」の横断幕に涙したと言います。

ナショナルジオグラフィックス誌より
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8/20 エアコンの役割は除湿

 日本の夏の暑さは世界的にも独特で「暑くなると湿度も上がり」ますが、世界では暑くなると湿度が下がるのが普通で、日本の暑さとはやや異なります。大型ビルの冷房設計をする専門家たちは、湿度を何%とは言わず何グラムと言います。これは空気1㎏(1mx1mx 0,83m)が何グラムの水蒸気をもっているかの数値ですが、日本の冬の乾燥した空気は2g程度まで下がる一方、夏には20gを超える程になります。人の体は暑くなるとまず血行を増やして体の中心部の温度を体表へ送り出して冷やそうとします。それでも足らないと次は皮膚から水分を蒸発させて冷却しようとして汗を分泌します。注射の消毒アルコールを塗るとスーッとする原理ですが、空気が乾いていれば水分が蒸発して冷却効果が得られますが、湿度が高いとうまく蒸発せず、汗はべたべたと皮膚を濡らします。汗で肌が濡れた状態は蒸発できずに冷却効果がない状態です。うちわや扇風機で風を作ると蒸発が促進されるので、涼しさを作れますが、多湿ではその効果も限られます。結局、エアコンで湿度を減らすしかないのです。冷房というといかにも温度を下げるようですが、本当は湿度を下げるほうがはるかに効果的で、実際エアコンの電気代の半分以上は除湿に消費されます。平均家庭のエネルギー消費の中で冷房の分は2%しかありません。もっとエアコンを運転して、不快さを取り除き頭をすっきりさせ活動の能率を上げるのが推奨できる暮らしです。

用途別家庭エネルギー消費 意外に少ないエアコン用エネルギー消費
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8月 パンデミックに山伏の護符

 1918年夏から20年末にかけてスペイン風邪が猛威を振るいました。時あたかも第1次大戦の真っただ中、おまけに今日のようにウィルスを詳細に解析することも感染防止をすることも未だできない時代だったので、まさにパンデミックになりました。当時の世界人口18~20億人のうち5億人が感染、死者数は1,700万~1億人と推定され、災害・戦争を含め短期間にこれほど多くの死者を出した例はありません。日本での感染数は約2,400万人、死者は40万人と推定されています。病原体は09年流行のH1N1インフルエンザウィルスの亜種でした。当時、日本には山岳修行によって霊力を身につけたとする「山伏」と言われる人々が、山に限らず里での庶民の信仰とも関わっていたようで、この山伏が当時の世界的な災いから守ってくれる護符を売り歩いた証拠を発見しました。愛知県知立市で5代続く和菓子屋、都築屋の建物は江戸時代からのものでここには昔山伏が張り付けていったスペイン風邪除けの護符として、「アワビの殻」が入り口に張り付けてあり、護符のおかげか都築屋さんは今も美味しい和菓子を作り続けています。しかし問題は、スペイン風邪より恐ろしい区画整理によって、この江戸時代からの東海道五十三次宿場の歴史的建物が取り壊されることです。先の大戦の爆撃で破壊された建物のガレキを拾って歴史的建物を再構築した欧州諸国を見るにつけ、自国の文化遺産を粗末にする国には明るい未来はないという思いがつのります。
 
都築屋入口に貼ってある感染防止の「アワビの殻」
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7/7 家庭で気候変動と闘う

 地球温暖化の影響は暖冬、漁獲激減、風水害などと身近に迫っています。西欧と違って日本人は遠い世界のことのように思っているようですが、日本は気候変動の影響を最も強く受ける国の一つです。私達も気候変動との闘いはすべきでないでしょうか。日本では独特の「お風呂に入る」習慣があるため毎日多量のお湯を使います。そのため、日本家庭の「湯沸かし」エネルギー消費は西欧諸国と比較して抜群に大きく、例えばドイツの家庭の3倍近くお湯を使います。これを気候変動の点からみると、お湯沸かしによって1世帯が1年間で排出するCO2は1.2トン少々になります。これは通常のガス給湯器を使った場合で、エコキュートでは家庭ではCO2を出さない代わりに発電所でこれ以上のCO2を排出します。戸建て住宅は約3千万棟、それらが1年に排出する3千3百万トンのCO2が地球を温暖化しています。そこで、試しに戸建て住宅の2軒に1軒がやや大型の太陽熱温水器を設置したとすると、年間のお湯沸かしの60%程をまかなってくれる、と言うことは、年間1千万トンのCO2排出削減をしてくれます。日本の家庭部門のCO2排出量1.9億トンは増加傾向にあるので、この削減の寄与は決して僅かなものではありません。ちなみにチェルノブイリ発電所事故の放射能汚染を経験したドイツは、風力発電などを急加速させたと同時に、太陽熱温水器の急速な普及に努めた結果、今では30年前の200倍以上が設置され、温暖化と闘っています。

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7月 エチオピアの森林再生活動

 サハラ砂漠南部の半乾燥地帯エチオピアは、100年前全土の1/3が森に覆われていましたが、伐採の結果今や5%以下に減ってしまいました。森が無くなると表層の土が失われ植物も育ちにくくなり、その結果気候変動の影響を強く受けるようになります。この悪循環を断ち切り地球温暖化に抵抗できるようにと、エチオピアでは何年も前から四国に匹敵するほどの面積の荒廃した土地を再生させることに成功しています。劣化地再生の専門家マケレ大学サラ・バーレン教授はアフリカオリーブの植林を推進しています。昔、旱魃は約10年ごとに起きたのですが最近は5年ごとに起きるようになった、私達は旱魃が来ても社会が機能できるようにしなくてはならない、とバーレン教授。雨が降ったら一滴残らず捕え、環境を修復することが必須です。木々は水滴を捕えて蓄え、川や池を再生させます。こうしてエチオピア北部では壮大な面積の再緑化をしました。これには追加の良いことがあります。森は大気中のCO2を吸収し、自らの体として固定化し、同時に酸素を放出します。だからアマゾンなど原生林は「地球の肺」とも言われます。工業化諸国や企業が目標のCO2削減にどうしても足りないと、森林を保有する途上国などからそのCO2削減効果を買う、カーボンオフセットという国際的な仕組みがあり、エチオピアは森林再生活動の成果により昨年は33,000ユーロを入手し、地元に学校を建てたり貯水池を作ったりに使いました。CO2削減の良いお手本と言えます。 

植林苗を説明するバーレン教授(BBC)
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6月 コロナ時代の戸建て住宅

 緊急事態宣言があろうがなかろうが、コロナ時代とあっては世界中で憂鬱なStay Homeが避けられません。それでも、マンションの部屋に留まるのと、ささやかながらも庭のある戸建て住宅に留まるのとでは違います。それこそが戸建て住宅に住む特権なのですが、日頃多忙な日々を送っていると、なかなか庭をいじる気になれません。逆に土は汚いとか、草が生えてうっとうしいとか、思う人もいます。ですが、筆者宅ではほんの2㎡の菜園で一冬食べるほどの野菜を栽培できます。さて、あなたの庭は土がカチカチに固くてスコップも入らないのでは? でも挑戦しましょう、Stay Homeの時ですから。では備中鍬を手に入れましょう。少々重いのですが、これなら固い土にでも突き刺さるので深さ20㎝程度の溝を掘ります。運動不足の解消には文句なしですが腰に来るからギックリ腰に気を付けて。掘った土は脇によけておいて、この溝に生ごみを全部放り込み土をかけます。貴重な「肥料の元」を回収ごみに捨てるのは勿体ないです。お茶やコーヒーの殻も魚の骨も食べ残しも、落ち葉も雑草もなんでも埋めますが、鳥の骨や貝殻はやめましょう。特にプラスチック片を入れないようにします。二、三か月後に掘ると全部分解しています。これを繰り返していると土は次第にふかふかになるので、ここに種をまいたり苗を植えたりすれば後は収穫を待つだけです。こうして育てた野菜はスーパーの野菜とは全然別物なのに驚かされるでしょう。
 
オクラの苗 オクラは簡単にできます   備中鍬はこんなもの
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5/25 コロナ 頭が固い日本の検査体制

 韓国では一時新興宗教団体を中心に大感染が拡がりました。この時韓国政府は一気にPCR検査を国中で行い、「ドライブスルー検査」まで発明し「検査で手一杯」状態になり、日本のメディアは検査のやりすぎで医療崩壊とバカにしましたが、今やこの検査データをもとに大幅な規制緩和が始まり人々は街に出始め、韓国モデルは世界のお手本と言われています。海外の研究機関で働く多くの研究者から「PCR検査数が少なすぎる」「途上国以下」と指摘されるように、日本のPCR検査数は今や海外メディアの話題に上がるほど少ないのです。出来るだけ窓口でお断りしよう、という日本的お役人主義かもしれませんが、相談したら検査不要とされ自宅待機中に重症化などという例も聞かれます。人口千人当たりの検査数はイタリア、ドイツなど30件以上に対し日本は1.5件、ベトナムやエクアドルより少ないのです。専門家の手と日数を要する難しい検査と言いますが、長崎大学・キャノン等が開発した手法では40分で答えが出るそうで、停泊していたクルーズ船の船員の検査に使われました。ニューヨークでは唾液で検査しますが、唾液の採取は鼻の奥から粘液をとるよりも採取者の感染の危険が少ないのです。日本の感染者数は少ないのですが、検査数が少ないから発見が少ないのかも。検査なしで本当の感染数は分かりません。感染データなしにやたらと自粛では一体何時になったら活動再開ができるが分かりません。ところで、出来損ないのマスクを配るなら、医療関係者にN95マスクなど防御具を配布すべきですね。

https://ourworldindata.org/covid-testing
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5月 コロナには石鹸がいちばん

 COVID19(新型コロナウィルス)など大感染になると人々はあらゆる化学洗浄剤を買いあさるのですが、その多くは不要または無効で、石鹸と水が最も強力な手段であることは昔から変わらない、とナショナルジオグラフィック誌。手指消毒剤のようなアルコール消毒剤は濃度70%以上が有効で購入時には濃度を確認することが大切です。漂白剤に使う次亜塩素酸ナトリウムも人気らしいけれど金属を腐食するし、吸いすぎると呼吸器系に有害、ケンブリッジ大学のウィルス学者G氏は「ハエを叩くのに棍棒を使うようなもの」と言っているとか。昨今、下のようなCOVID19の姿を見る機会が多いのですが、遺伝情報を包んだ本体とその外周を取り巻く脂質の膜でできています。突起の生えた外側の膜をエンヴェロープと言い、インフルエンザや風疹、エイズなどこの仲間です。コロナは体外に放り出されても段ボール上なら丸一日、プラスチック上では3日生き延びますが、この脂質の外套を壊すとウィルスは死にます。ノロやポリオなどはエンヴェロープを持たないタイプもありこの方が始末が悪いそうです。コロナなどの外套は脂質ですから、石鹸で洗えば溶けてしまいます。人は外出時にいろいろなものを触り、その手で無意識に目や口など顔に触るためウィルスを体内に入れるのですが、そこで石鹸で手を洗うことが最良の防御となります。ちなみにWHOはマスクに防御力は殆どない、むしろ飛沫を飛ばすのを防ぐものだと言っています。

AFP通信によるイラスト
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4月 家庭で新型コロナと闘う

 新型コロナウィルス(COVID19)の拡大防止のために「3つの密」を避ける必要が強調されています。気密性の高い空間、密集、密接です。一方で外出もできるだけ避けようというのですが、では家に留まったとしてそこは「気密的空間」ではないのでしょうか。これには住宅の「換気」が大切な役割を果たします。2003年の建築基準法改正で、すべての住宅に24時間運転の換気装置装備が義務付けられましたが、以前も警告したように、安価でかついい加減な換気装置が一般に流布したおかげで、換気装置のスイッチが切られたり、外気を取り込む給気口が塞がれていたりする例が大変多いのです。そのため本来の「一日24時間、家の中の空気を一時間当たり半分づつ入れ替える」換気が法律を改正までしたのに行われていない例が多いのです。あなたの家は大丈夫?2003年前に建てられた家には換気装置がないので、意識してときどき窓を開け家内の空気を入れ替えします。うちは浴室換気扇を運転しているから大丈夫、というのはダメ。換気扇が動いていても、外気を取り込む適切な給気口がないからです。もう一つ、換気装置のある人の落とし穴。給気口についているフィルターが埃で詰まって給気できない例も多いので定期的に掃除が必要です。花粉が入る?どのみち給気口のフィルターで花粉は止まりません。花粉症には市販薬「アレジオン」など屋内外を問わずよく効くようです。

壁の給気口 これを塞いではいけない一覧へ戻る

3/12 世界の若者が温暖化防止デモ

 近年の過激な台風や大雨、死者も出る猛暑、近寄らなくなったサンマ、11月以来北海道より広い面積を焼いたオーストラリアの山火事等々地球温暖化を身近に感じさせる事象には事欠かない昨今です。世界の科学者たちの見解は人間活動によるCO2急増が原因と指摘し、中でも石炭燃焼によるCO2は世界の温暖化ガス排出の40%を占めます。欧州は温暖化問題には関心が高く、一向に手を打とうとしない為政者たちに抗議するスウェーデンの高校生グレタ・トゥンベリの呼びかけは広く世界の若者の心を動かしています。グレタは国連気候行動サミットやCOP25気候変動枠組み条約締約国会議に招かれ、世界の若者に連帯を呼びかけ、これに呼応して温暖化対策促進を訴える「気候ストライキ」には世界で4百万人以上がデモに参加したといいます。ある新聞のニューヨーク特派員は、地下鉄から地上に出たら身動きできないほど若者が溢れていたと言います。ちなみにニューヨーク市は子供たちが学校を休んで集会に参加するときは罰しないと決めていました。筆者が心配するのは、この時日本でどれほどの抗議集会が行われたかです。少なくとも日本のメディアは何も報じていません。COP25 に参加した小泉環境大臣は、アジア諸国の石炭火力発電所建設を支援すると打ち上げて、温暖化対策に否定的な国に贈られる炭素賞を2つも貰いました。メディアも欧米メディアを見習って温暖化問題啓蒙にもっと努めなくては存在価値なしです。

ニューヨーク市の気候ストライキ ニューヨークタイムズ誌一覧へ戻る

3月 冬の乾燥

 冬になると多くの人を悩ませるのが乾燥です。これは日本の気候の特徴で、冬は大陸の高気圧の影響下に入り、大陸から乾燥した風が来ます。夏は逆に主に太平洋高気圧によって暖かい湿った空気が来ます。重さ約1㎏の空気は縦横1m奥行83㎝です。夏はこの1㎏の空気に約20gr以上水分があり、これが日本独特の蒸し暑さのもとになるのですが、冬には4grとかもっと少ししかありません。5℃で4grの外気は湿度75%ですがこれを家の中に取り込んで21℃に暖房すると湿度は24%に下がります。これが暖房すると乾燥する理由ですが、室内には人が生活するので水蒸気が発散され湿度は上がります。適正な換気をしながら暖房している部屋はふつう30~40%になります。そうすると日本ではテレビなどが乾燥し過ぎと大騒ぎして加湿を薦めますが、ヨーロッパなどはこの湿度が当たり前で誰も騒ぎません。実際、WHOは健康的住環境として30%以上を推奨しますし、パリやミラノの娘さんもお肌パサパサではありません。それよりも換気を止めて外気給気を止め、加湿器を運転することのほうが、ダニの発生や化学生成物の充満、結露の発生、湿った布団などはるかに有害です。筆者の身内で、冬にダニのせいで小児喘息になりかかった幼児がいます。乾燥で痒みが出る人は尿素入り保湿クリームがとても効果があります。湿度30%を恐れないで、決して換気装置を止めてしまったり換気給気口を塞いだりしないで健康的な生活をしましょう。

一家に1台必須!
正確に湿度を測るドイツTESTO社の湿度計

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2/12 アパレル産業の持続可能化

 ロンドンでファッションショーが開かれたとき、その外ではZARAやユニクロなどファストファッションの真のコストを世に人に気付いてもらおうという抗議集会が開かれていました。(何かと言うとすぐ街頭で抗議活動をするのは西洋のとても良い気風だと思います。)ファストファッションのお陰で人々は気楽にファッションを手に入れるようになったけれど、今や世界では毎年8百億もの衣料が生産され短期間着用されただけで捨てられています。アパレル業界は世界最悪の地球汚染産業で石油と農作物を大量消費します。衣料品の半分は綿が使われていますが、2万ℓの水を使って綿1kg、これでTシャツとジーパン各1しかできません。これにあるスウェーデンの会社が挑戦して成果を上げています。アメリカなどから金具類を取り除いて送られてきデニムが細かく砕かれ、糸など綿以外の繊維を除去され、次いで塩素を使わない薬剤で色を抜き洗浄しパルプ状になり、これから糸を紡ぎ布に再生されます。これから更に数回再生を繰り返すことができます。この布は2014年にファッションショーで紹介され、それから4年で年間7千トン生産の工場になっています。という事は、この動きが世界に広がろうという事を意味します。この会社にはご存じのH&Mも投資しており、近々H&Mの店頭にこの繊維でできた商品が並ぶことになります。
 綿の栽培よりも染色工程はもっと環境に有害で、年間20億トンもの水が(日本では処理されていますが)流され生物を殺し海に流れ込みます。1㎏のコットンを染めるのに150ℓの水が使われます。ある研究所では、これを染料ではなくバクテリアの染色力でやろうという研究が進んでいます。まだ先は長そうですが。こうして地球を守ろうという動きが着々と実行に移されてゆくのはさすがに地球温暖化と騒ぐ欧州だけあります。
BBCより ジーンズから再生したコットン
興味のある方は renewcell.com で検索

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2月 札幌の屋内空気質

 日本では今や工場からの大規模な大気汚染は無くなり、繁忙な道路の直近など特に大気汚染のひどい場所を除き、「屋内の大気は屋外の大気より汚れています」。殆どの人は一日20時間以上、屋外で仕事をする人でも約半分は屋内で生活するのでこれは問題です。屋内空気の汚染現在は、家具などから発生するホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)やファンヒーターなど燃焼暖房機の排気は分かり易いですが、調理による排気の危険性を指摘する研究者もいます。食品を加熱したときCO2や水蒸気や僅かながら一酸化炭素が発生するほか、肉などの焼ける匂いとともに発がん性のあるPAHsという有機化合物が生成されると言うのです。匂いは化学生成物ですから。 札幌の住宅の空気質調査によれば、紫外線によって生じるオゾンは夏も冬も外気には同じようにあるのですが、屋内空気をみると冬に少なくなります。これは冬閉め切って部屋の換気が適正になされていないことを示しています。同様に、夏のほうが屋内で多く発生するはずのVOC類も冬のほうが多かった。これも換気欠如です。知らないうちに気密性が高まった住宅ですが、換気装置がない家が殆ど、新しい家で装備されていても正しく使われていない家が多いのです。家族の健康を守るため再点検しましょう。調理排気をきちんと排気する同時吸排気型の台所換気扇は稀にしかありません。お宅の換気扇が同時給排気でなかったら運転するときは近くの窓を少し開けましょう。
同時給排気レンジフードファンのしくみ

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1/30 ケニアのバラ

 日本では馴染みが薄いですが、西洋では誕生から墓場まであらゆる場面で切り花の需要があります。切り花の交易は古代エジプト始まり、ローマ人がヨーロッパに広げました。珍しい花は貴重品になり1700年代、オランダで花の温室での量産が始まり、20世紀には世界の花産業の中心になりました。1970年代以降、切り花の国際交易が急伸し、20年で15倍の産業になります。その中心、オランダの花市場では毎日2千万本の売買が、ズラッと並んだコンピューターの前で世界中の買い手が競りをします。このオランダの市場支配が脅かされ始めました。英国セレブの結婚式で、父親が胸につけるのは薫り高いサマーローズとされていますが、今やこのバラがケニアの農園から運ばれているのです。近年、ケニアのバラの価値が非常に上がっていて、ケニアは花の輸出では世界3位、エチオピア、コロンビア、エクアドルの4国で世界生花市場の半分を占めます。温室に暖房は要らず、日照時間が長く、持続的な生産に持ってこいです。経験を積んだ管理者が丁寧に育て、採るとすぐ2℃の倉庫に入れ、選別梱包した高級バラなどを世界60ヵ国に出荷します。ケニアの切り花は30年で10倍に成長、関連産業に200万人以上が従事し、国の経済に毎年8億ドル貢献します。ナイロビ空港の拡大で、今やケニアのバラがキューヨーク・ロンドンや、東京六本木ヒルズの花屋さんに並び、1本0.5$のバラが14$の高級バラになります。例えばTAMBUZI ROSE と検索してみてください。
BBCワールドニュースより

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1月 24時間換気の正しい理解を

 人が体に取り込むものの最大のものは空気で、一日に16㎏位。水や食料はそれぞれ1.5kg以下なのでどれほど多いか分かります。しかもその空気の8割近くは家の中の空気です。では、その屋内空気は屋外空気とどちらの空気質が悪いでしょうか?殆んどの調査研究は、特定な地域以外では、屋内空気が悪いと指摘します。ファンヒーターやタバコなどは最悪ですが、そうでなくても、人が排出するCO2や水蒸気、家具などから出る揮発性有機化合物、掃除の粉塵、ダニ、洗剤の揮発成分、料理で発生する匂いなど。料理で生成される多環芳香族炭化水素(PAHs)危険性を指摘する人もいます。昔の家は隙間風家の中の空気は毎時2回以上入替っていましたが、その後家の気密性が高くなりました。そこで2003年に建築法規で「24時間換気システム」の装備が義務付けされ、家の空気を毎時半分づつ入れ替えます。以後の建物にはすべて装備され、シックハウスという言葉がメディアを騒がせなくなったのもこのころからです。ところが、現実は換気装置が正しく役に立っていない例が非常に多いのです。原因は、居住者が上に述べた24時間換気の必要性を理解していないことで、換気装置を装備した家の多くで、①換気ファンのスイッチを切っている、②給気口を閉じてしまう、のいずれかで換気システムを殺している例があまりにも多いことに驚かされます。筆者は、換気ファンにスイッチを設けないこと、給気口は決して閉じないこと、をお勧めします。

    換気不要の昔の家        換気装置装備の今の家

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