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チリウヒーター

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お役立ち情報集INFOMATION

ここでは、家づくりに関する様々な基礎知識を、お役立ち情報として分かりやすくご紹介しています。ぜひ、家づくりの参考にしてください!

4 16年改正省エネルギー基準の住宅断熱性能

2013~16年の改正省エネルギー基準では、住宅の断熱性能をUA(外皮平均熱還流率)で評価することになりました。併せて、調理や照明や蛇口の種類や暖房方式まで区分けして「一次エネルギー消費量」も評価することになりました。
複雑な計算が求められるので、一般工務店や建て主からは直感的に分かりにくい存在になった感もあります。

4.1 地域の区分

http://ees.ibec.or.jp/documents/img/sheet1_chiikikubunzu.pdf

4.2 外皮平均熱還流率UA (W/m2K)

天井・壁・床・開口部など住宅の全外皮から逃げる熱を全外皮面積で割算したものです。 下表は16年改正省エネルギー基準が求めるUAの限度です。きわめて甘い基準で、99年次世代省エネルギー基準の断熱仕様基準で建てた家とほとんど変わりません。「住みごこち」の良い家を求めるのならもっと断熱性能の良い家を考えるべきです。

改正省エネ基準

4.3 Heat20 グレード1、グレード2

表の下2段は「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」(坂本雄三委員長)が作ったHeat 20 という基準のクレード1とグレード2です。

Heat 20

ハイブリッドソーラーハウスでは、標準仕様として、G2に近いG1 を標準断熱水準としています。 ハイブリッドソーラーハウス標準住宅のUAと、それを作るための断熱仕様は下表のようになります。

4.4 一次エネルギー消費量

2013~16年の改正省エネルギー基準では、住宅で消費する一次エネルギーも評価対象になります。 改正省エネルギー基準では、一次エネルギー量算出に当たり住宅を「主たる居室」と「その他居室」と「非居室」に区分けし、住宅全体を評価します。
ただ、この計算は将来のあるべき姿(全室暖房)を前提とし、温度バリアフリーとする私たちの考えと相いれません。

4.5 熱伝導率とRの表