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チリウヒーター

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BOSSのひとりごと 2021年2021

コロナウィルスCOVID19 WHO国別感染比較 人口百万人当り   更新日:2021/4/8

4月 ハトを襲うナマズ

 南フランスの川の砂州で水飲みに来た鳩の群れに突然水中から大きな魚が飛び出して襲い掛かり鳩をくわえて川に消える様子が目撃されました。問題のヨーロッパ大鯰(オオナマズ)、成長すると3m、270kgにもなる代物で元々東欧では食用にされていました。それを1974年にある釣り人が稚魚数千匹を持ち込みスペインの川に放流したのが西欧に広がってしまいました。これがサケやニシン科のアリスシャッドなど海から川へ産卵にくる魚を滅ぼしてしまう危険が懸念されています。これら海と川を往復する魚はただでさえダム建設や水質汚染、乱獲の影響で苦しんでおりこれら重要な回遊魚を絶滅させかねないのです。ダムではアユやサケなど産卵に遡上する魚の為の魚道やトンネルが設けられていますが、ガロンヌ川ではその水路で遡上するサケを待ち伏せ捕食するなど、狩りの技は恐ろしい。世界の魚類の半分は淡水で暮らしていますがこうした淡水生態系がダムや汚染や乱獲で絶滅の脅威にさらされ、なかでも外来種の導入が最も重大な原因だということです。日本でも釣り人が持ち込んだバスが湖や池に繁殖し問題になっているのと同じです。更に気候変動の影響がこれに拍車をかけています。大鯰の産卵には水温20℃以上が必要なのに、寒冷なベルギーやオランダの川の水温が上がり大鯰の大繁殖が見られるようです。全淡水種数は1970年から42年間で83%減少とのこと、要注意です。

鳩を狙うヨーロッパオオナマズ  ナショナルジオグラフィック より

3/18 エスキモーになっリカ人

 テテ-マイケル ポマシーは西アフリカのトーゴで生まれ育った普通の少年でした。ある日、いつものように実を採ろうとヤシの木てっぺんに登りました。その時突然蛇が現れました。彼は驚いて木から墜落して、ひどくケガしてしまいました。テテ-マイケルの父は怪我を治すため彼を蛇神教団に連れて行きました。トーゴの田舎では父親の言うことには逆らえません。蛇神教は彼に教団の僧侶になるように勧めましたが、彼はそんな人生は嫌だと断って帰りました。怪我が治った後、ある日、彼は宣教師の図書室で本を物色していて「グリーンランドのエスキモー」という本を見つけました。読んでみるとそこは余りに寒いので蛇がいないことが分かりました。おー、蛇がいない!天国じゃないか。彼はすっかりエスキモーに取りつかれてしまったのです。みんなは「おまえ、頭がおかしくなったんだろ」と言いましたが、彼はとうとうトーゴを抜け出してグリーンランドへ向かいました。16歳の時のことです。船賃などある筈もなく、働きながら8年かけてついに目指す国、グリーンランドに到着しました。
 グリーンランドのエスキモー達にとって、彼は初めて見る「黒い人間」でした。テテを見るとみんな会話を止めてしまい、恐怖のあまり泣き出す子供たちもでる始末。でも族長たちは歓迎してホストになってくれ良い友達になりました。そこはアフリカとは全く別世界で、彼は彼等の言葉も、暮らしの何もかもをも学ばなくてはなりませんでした。エスキモーたちは伝統を守って暮らしていることが分かってきました。皆はアザラシの肉や白イルカの皮を食べていましたが彼は始めのうち喉を通りませんでした。だが次第に彼らの暮らしに慣れ、犬ぞりも操れるようになり、暮らしの底に流れる自由さが分かってくると共に、とても幸せを感じるようになりました。エスキモー達は彼をもっと北方へも連れて行ってくれたのですが、そこは本当に美しい景色でした。そして次第に彼はこのまま死ぬまでグリーンランドにいたいと思うようになりました。でもある時、彼はふと考えました。故郷の人々は極夜を見たこともなく、あのオーロラのウソのような美しさも知らない。永い間、植民地として支配され、平和で静かな暮らしを突然奴隷として狩られ、そんな風に苦しめられて来たアフリカ人のために、この素晴らしい暮らしのことを伝えようと決心し、故国に帰る決心をし、5年かけて本を書きました。和訳もあります。でも心の奥底では故郷になってしまったグリーンランドで命を終えたい気持ちは強いと言います。そのうちきっと帰るのでしょう。
(BBCワールド放送 歴史の目撃者シリーズより)
 
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3月 寒いのは室温だけの問題ではない

 寒い時期には室温が気になります。ところが人が寒暖を感じるのは室温だけではなく、湿度や空気の流れなど住まいのいろいろな要素の影響を受けますし、もちろん着衣の厚い薄いも強い影響があります。常識的な着衣で室内に居るとき、人間は「作用温度」を体感します。作用温度は「室温と平均輻射温度MRTを足して2で割った値」、すなわち室温とMRTの平均値で、人間は「室温」と同時に同じ強さで「MRT」をも感じているということです。ではMRTとは何か?簡単な実験をして下さい。頬から2㎝離して手のひらを広げてみるとあなたは頬に温かさを感じます。冷蔵庫から牛乳パックか何か出して同じようにすると頬が冷えた感じがします。このように人は触っていなくても壁や窓や天井や床や家具や、周囲のあらゆるものの温度を輻射により感じています。こうした目に入る周辺すべてのものの温度の平均値が平均輻射温度MRTです。室温は同じでも壁や窓や床など周りの温度が低いと寒く感じます。逆に周りの壁などの温度が暖かければ、室温は低めで吸う息に涼しさを感じる程でも心地よい温感になります。ではどうしたら周りの温度MRTを下げずに済むか。1つは2重ガラス窓や断熱の良い壁や床で外の寒さが室内に伝わりにくくすること。2つめは暖房を切って壁や床を冷やしてしまわないことです。太陽熱を使った全室24時間暖房などの蓄熱床暖房の快適さの秘密はここにあります。居住快適性についての昔からの研究は下記を。
https://www.chiryuheater.jp/useful_info/sumigokochi05-03.html

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2/26 ワクチンは変異株に効くのか

 世界を大混乱に落とし込んでいる新型コロナ(COVID19)騒ぎですが、アメリカやイギリスでワクチン接種が始まりいよいよこれで普通の時代に戻れるかと期待が高まります。しかしことはそう簡単ではないようです。1月終わりごろヨーロッパ連合EUと英国製薬大手アストラゼネカ社は激しい争いをしました。それは日本の数十倍の感染が進行するEUにしてみれば当初約束通りにワクチンが供給されないことによる必死の争いでした。日本では国内生産をするようですがそれにしても皆に行き渡るにはかなりの期間がかかりそうです。供給が進んだとしても次は金持ちの先進国だけが独占して良いのかという問題があります。一方、医学的にはウイルスの変異の問題があります。当初からこのウィルスは変異力が強いと言われていた通り12月には英国でより感染力が強いB.1.1.7、南アフリカで501Y.V2が、1月にはブラジルでP1が出現しワクチンの効果が心配されました。ワクチンはウィルスが人に取りつくための突起部の蛋白質を攻撃標識としていますが、幸い今のワクチンで対応可能とのこと。これはウィルスと人間の免疫系との戦いで、敵は次々に変異して網をくぐるような新手を繰り出してきます。そこでウィルスの進化を遅らせ変異を減らす為には従来通りマスクをし、手を洗い、密着を避け、出来るだけ早期にワクチン接種をすることが必要と専門家は言います。じゃあ今までと変わらないじゃないか?そう、当分ダメのようですね。
(アストラ社のは南ア変異に効果が悪いという話が出てきました21.02.07)

一日最大5千人にワクチン接種する英国グラスゴーの病院 BBCより
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2月 Low-e(ロゥイー)ガラス って何? 

 ここ最近の住宅の窓には、特別安い住宅でない限り、Low-eガラス入りの窓が使われます。一昔前までは北海道でしか使われず高価なガラスでしたが、今は全国的に一般化し価格も安くなりました。こうした優れた建材が使われるのは結構なことですが、いったいLow-eガラスの窓は何がいいのか建築屋さんでも分かっていないことが多いので、一度勉強して正しく理解しましょう。それには「遠赤外線」を理解する必要があります。遠赤外線はブームになったことがありますが何も特別なものではありません。熱いやかんに手をかざすと熱さが伝わります。手のひらを頬から3㎝程離してかざすと頬が、また手のひらも暖かくなります。夏、窓の外の舗装などが熱くなると、そのホテリが部屋に入ってきます。マンションのベランダが熱くなると日が沈んでもいつまでも部屋に熱さが入ってきます。これらはすべて遠赤外線の仕業です。このように遠赤外線は床、壁、家具、住人などあらゆるものから放出される熱の放散で、光の一種なので冬の夜、窓から宇宙の彼方に逃げて行ってしまい、その分だけ部屋そのものが温もりを失ってしまい、暖房はその効果を失います。Low-eガラスはこの遠赤外線が通過しようとするとこれを部屋にはね戻してしまう効果があります。逆に夏は外から入ろうとする照り返しによる赤外線をはね返すので、冷房効果を高めます。こうして窓の断熱力を35-40%も高めてくれます。

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1/25 新型コロナ、1週間で感染力なし? 

 身内が新型コロナに罹ったため隣近所からあたかも病原菌のように見られ、止む無く集合住宅を引っ越す羽目になった、という話は珍しくないようです。患者や濃厚接触者はどれ程、いつまで危険なのでしょうか。昨年5月に台湾の研究チームが100人(内9人無症状)の感染者とその濃厚接触者たち2,761人を丁寧に追跡調査し論文を出しました。濃厚接触者のうち感染したのは22人でしたが、22人はすべて元の感染者の発症から5日目以前に接触していました。発症よりも前、感染に気付かないうちに接触した人も感染、医療関係者よりも家族親族内の感染率が高かった。発症前の接触だけで感染した例もありました。無症状者から感染した人はいませんでした。結局、発症から一週間もすると感染力がなくなるようです。身近に高熱で入院が二人、軽い風邪熱一日程度のほぼ無症状が一人いましたが、いずれも退院時にPCR検査はされません。風邪熱氏は保健所放免直後に自主検査したらウィルスがいましたがその後消えました。多分居ても感染力は無かったのでしょう。メディアは感染数で煽って脅すのも必要でしょうが、周囲から「不潔」扱いされ白い目で見られる罹患者を思うと治癒後のことも正しく報ずるべきです。これは台湾の研究チームの論文ですが、コロナ初期の頃、発熱が3日続かないとPCR検査はしてもらえず、検査結果が出るのにまた3日。これで発症後一週間経過し感染力は消滅。それから2週間の無意味な閉じ込めをやっていたとは。

重症患者と戦う医療従事者(BBCニュースより)
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1月 「ためしてガッテン」の誤解

 NHKの「ためしてガッテン」で家の中に虫が一杯入る例をあげ、サッシの角辺りからクモなどが次々に吸い込まれる映像と共に「家が虫を吸い込む」という紹介をしていました。原因は換気扇による吸引で、対応としては計画換気用の吸気口を開くと良いとのこと。この家では換気のためレンジフードファンを常時運転しているとのこと。私は「こりゃあ大間違いだ」と驚きました。昔と今のサッシの違い、24時間換気システムとレンジフードファンの違いを混同して報道されたのです。昔のアルミサッシは確かに隙間だらけでしたが、近年使われるアルミ樹脂複合二重ガラスサッシには虫が吸い込まれるような隙間はありません。24時間換気が義務付けられたのは2003年のことで、それ以前の住宅にはトイレと浴室とレンジファンだけで給気口などありません。義務付け後の住宅も確かな吸引力を持つセントラル型換気は少なく、多くは吸引力が低い各室パイプファンのため虫まで吸い込む力はありません。もっとも給気口を閉めている家が多いのは空気質維持の点から良くありません。この放送の最大の欠陥は、24時間換気とレンジフードファンを混同していることです。換気ファンは家全体で毎時140㎥の排気、レンジファンは毎時550㎥と4倍近く強力です。換気用給気口は強風時に吹込みがないよう毎時28㎥以上の流入を抑制しますので、とうていレンジファンの排気をカバーできません。そこで同時給排気レンジファンが必要になります。さもなくば料理の時は台所近くの窓を少し開けるのが正解です。
同時給排気型レンジフードファン
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