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チリウヒーター

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BOSSのひとりごと 2021年2021

 コロナウィルスCOVID19 WHO国別感染比較 人口百万人当り   更新日:2021/7/28

 ワクチンでタガが緩んで感染増する国がありますが、重症や死者の増は無いようです。

7月 住みごこちを良くする 天井の断熱 その2

 天井が水平に張ってある場合、断熱を良くするには天井裏に断熱を吹き込めば簡単にできますが、勾配屋根に断熱してある場合は少々厄介です。2、30年前に樹脂断熱板メーカーが「外張断熱」工法を流行させたのですが、そのとき屋根にも樹脂断熱板を使わせようと、天井裏にも部屋ができると言うのを売り言葉に屋根構造の上に断熱板を張るのを流行させました。分厚い断熱板を張るのは難しいので薄めに張った例が多くせいぜいR2.3止まり。出来れば国の99年基準にあるR4.6以上にしたいものです。上記のR値は断熱の強さを表す数値で、R=(断熱材の厚さ㎜)÷(熱伝導率 W/m)÷1000 で計算します。断熱増強工事をやるとすると1つは発泡断熱材を吹き付ける方法です。ウレタン樹脂など液体糊のようなものを吹き付けてやると、ぶくぶくと泡になって固着します。国の基準値R4.6にするためもうR2.3加えようと思えば厚さ80㎜が必要です。地元の工務店経由で専門の吹付断熱屋さんにやってもらいます。もう一つは木材で骨組みを組んで高性能グラスウールなどをはめ込む方法で、これなら地元の工務店に頼めば誰でもやってくれます。もしグラスウールやセルロースを付加するなら厚さ100㎜でいいです。すでに施工してある元々の断熱と合計でR4.6になればOK。勾配屋根で断熱すると、空間が大きくなり熱損失が増えるので、国の基準でも天井で断熱した場合よりも15%増しの断熱が求められます。必要な部分だけ勾配天井にするのが良いでしょう。

屋根の裏側に断熱材を吹き付ける

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6/16 住みごこちを良くする 天井の断熱 その1

 寒くなく暑くない気持ちのいい季節、風通しを楽しめる季節になると、不快な時期のことをついつい忘れてしまいます。ところが、一年のうちにそんな時期は意外に少なく、程なくじめじめとした不快な季節になり、続いて暑くてとても窓を開けられない時期が来ます。それからしばらく快適な日々が続いた後は、今度は寒くて開けっ放しにできない時期になります。昔はこれに対して着衣量を増やしたり減らしたりし、残りは辛抱で対応したのですが、時代が変わり仕事場は何処も冷暖房、学校も冷暖房。これからは住宅の性能を上げることによって暑さ寒さの人に対する負荷を減らす時代になりつつあります。それは、子供たちや高齢者にとってとても良い事ですが、多大の人々が既に30年50年前に建てた家に住んでいます。ひょっとすると貴方もその一人かも。そこで改修としても建替としても「家が暑さ寒さから守ってくれる」ようにする為のポイントが分かっていなくては失敗します。それからシリーズでいくつかのポイントを説明します。
 先ず「天井」。通常、天井はきちんと断熱してありません。断熱材があっても薄くて施工がいい加減です。お勧めはセルロースかグラスウールの吹込みかウレタン系の発泡吹付ですが厚さ200mm以上にします。そんなに?と思うかもしれませんが厚さを増しても値段はさほど増さないのです。うちは天井じゃなくて勾配屋根に断熱して小屋裏が物置になっているけど?それは次回に考えてみましょう。

セルロース断熱材を天井に吹き込む

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6月 魔法瓶のはなし

 1892年に英国の科学者がガラス製の外瓶の中に、外周に銀メッキをしたガラス製内瓶を収めた二重瓶で、内外瓶の隙間を真空にすると中身が冷めないことを発明しました。1904年にはあるドイツ人がこれを家庭用に製品化して世界に拡がりました。昔、学校で熱が伝わる方法には伝導、対流、輻射の3つの手段がある、と教わりましたが、魔法瓶では、内瓶と外瓶は口元以外では繋がっていないので熱伝導ができません。内外瓶の隙間は真空なので空気の対流ができません。内瓶外周は鏡なので輻射熱を出せません。こうして、見事に3つの熱伝達を止めるので、暑いコーヒーや氷水を一日中携帯できるのです。明治末期の1910年頃にはドイツから輸入されていましたが、1912年に電球会社に勤務していた人が電球製造技術を生かした国産化に成功、ガラス工業が盛んだった大阪で続々と魔法瓶製造会社が現れて普及が進んだようです。当初内瓶・外瓶はガラス職人が真っ赤に溶けたガラスを口で吹いて風船のように膨らます「手吹き」で製造していましたが、戦後、現在の生産が「象印」等により自動化され一挙に国内に広がりました。重いのと、落とすと割れるのが泣きどころでしたが、1978年には丈夫で軽量なステンレス製が開発され更に手軽に使えるようになっていて、今やどこの家庭でも愛用されています。「驚くべき発明なる寒暖壜」とある当時のTHERMOS社の広告。もう一つは、魔法瓶組立をする女性で日本の戦後復興を紹介するナショナルジオグラフィック誌の写真です。
  
全国魔法瓶工業組合ウェブサイトより

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5/25 トリプルガラス窓の威力

 近年では、居住快適性が求められ始めたせいか、高性能の窓が商品化されておりその一つがトリプルガラス窓(3層ガラスの窓)です。北欧などで広く使われているだけあって断熱性が優れており、外の冷たさを食い止める力は普通のガラス窓とは一味違います。冬、冷たい窓ガラスから降りる冷気は本当に嫌なものです。一方、窓には太陽の温もりを取り込むと言う大切な役割があります。太陽の光はまっすぐに差し込む直射日光だけでなく大空全体からもやって来るので家の北も明るいのですが、こうして四方八方から太陽はエネルギーを送り込みます。ガラスは一見透明ですが1枚通過する毎にエネルギーを約15%カットします。3枚重ねると約60%に削減されその分だけ家が温められないと言う逆効果が生じます。ガラス枚数が増えると温もりが逃げるのを防ぐ代わりに、太陽の温もりの恩恵も妨げてしまうのです。グラフAは東京大阪など6地域で複層ガラスの家とトリプルガラスの家との暖冷房エネルギー消費を比べたものです。トリプルガラス窓は冷房を減らしてくれますが、太陽の温もりを取り込めないため暖房をより多く必要とし合計で僅か5%程得になるだけです。グラフBは盛岡など3地域ではさすがに寒いだけあって温もりを逃がしにくい効果が活きていますがそれでも6%強お得といった程度。もっと寒い北海道や北欧だと本来の力が発揮されるのでしょう。本質をよく吟味しないと損します。
  
6地域でのトリプルガラスの威力  3地域でのトリプルガラスの威力

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5月 風通しには入口と出口が必要

 快適な季節は意外に短いもの。そんな貴重な時期には心地よい開け放った暮らしをしたいものです。開け放つとは、風により屋内空気を外気に入れ替えることで、これを「通気」と言います。似たようで異なるのが「換気」です。こちらは暖冷房で家を締め切っていても家の空気を健康に保つため1時間に家全体の空気の半分を入れ替えするものですが、「通気」は家の中に風を通過させるものです。掃出し窓を開けた場合、家内外の温度差により外気が寒ければ開口部分の下辺から外気が流入、上部分から暖気が外へ流出、こうして内外気が入れ替わります。ただこれは通気ではありません。大気は最低毎秒0.5~1mほどの風が常にあり、この風に乗せて家の中の空気を入れ替えるのが「通気」でこれには風の入口と出口が必要です。温かい時期の、やや南からくる気流を利用するには、南窓から入った風が抜けて行く出口と、入口出口を結ぶ風の通路を確保してやる必要があります。今の家で風がどう通り抜けて行くかを簡単な絵にかいてみると良いでしょう。この時、特に夏に、1階の窓から入った空気が、家の中の暑い空気に乗って2階へ上がり窓から抜けて行く、と言うのはダメなことは実験で確認済です。空気の通路は同じ階同士で確保します。空気の出口入口は常に必要です。同時吸排気型でない台所換気扇を動かすときは近くの窓を少し開けましょう。24時間換気装置装備の家では決して給気口を閉じないようにしましょう。

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4/28 日本ではワクチンの国産は無理?

 経済に大打撃を与えているコロナ禍、収束の決め手はワクチンです。ジョンズホプキンス大学が国別に人口の何%にワクチン2回接種がされたかを公表しており、1位ジブラルタル95%、2位イスラエル57%、その他米国27%(1回以上は44%)、猛流行から立ち直った英国19%(51%)、モロッコ12%等があり62位が日本0.7%(1.7%)です(4/28)。欧米の人口百万人当りの新規感染は日本の数倍~十数倍(4/25)なので、供給が遅いとEUがアストラゼネカを訴えるようなワクチン争奪戦の最中ですから日本に潤沢に入荷しなくて当然かもしれません。ならば日本は自分でワクチンを作る力はないのでしょうか。ワクチンは開発・製造共に巨大なリスクと投資が必要で商売としては成り立ちにくい。そこでこれを国の安全保障ととらえて膨大な支援をした国の産物がファイザーなど先行各社のワクチンです。日本政府は初めからあきらめて外国頼み、事故不問など条件付きで契約しました。それでも20年度補正予算で2700憶円の国産ワクチン補助金が織り込まれましたが、米国がワクチン開発を急がせた予算は1兆円規模、急がせるだけにです。例の一律10万円の給付金の予算が13兆円だったことを考えると政府は余程日本の研究者をバカにしているようです。安全保障は軍事だけではなく、新規ウィルスの暴発も国を根底から揺さぶるもので、そのための基礎研究を国が支援することは重要です。逆に早期開発ができれば戦略物資にすらなります。最先行のアンジェス+大阪大学は既に第二段階臨床試験に進んでおり国を挙げて支援したいものです。

https://coronavirus.jhu.edu/
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4/19 太陽は冬は南面に夏は東西面に射す

 陽射しの温かさは心地良いものです。1950年頃は未だ石油ストーブもなく火鉢で手を温めて暖を採りました。太陽が頼みの綱、そこで当時は南側の開口を大きく取り陽射しを精一杯受けられるようにしました。夏になると、味方だった太陽が敵に回ります。エアコンはなく風通しだけが頼りです。太陽は高く上がるようになるので、少しひさしがあれば陽射しが南の開口から家に差し込むことはありませんが、午前中は東から午後には西から敵に回った陽が差し込みます。そこで昔の大工さん達は決して東西に大きな窓を付けませんでしたし家そのものを東西に沿って建てました。その後、エアコンが普及し暖冷房が一般的になると人々は太陽の恵みや怖さを忘れてしまい、寝室が明るくなると西や東に大きな窓を設ける例が少なくありません。明るい寝室に人は居ないのに。しかし太陽熱の力は無視できるようなものではありません。筆者の近隣の家は南北に細長い敷地に合わせて某ハウスメーカーの南大開口の規格住宅を西に向けて建ててしまいました。そのメーカーが無責任だ思うのですが、冬は南の日が当たらず夏は西日が大きな窓に当たるため、この家は年中殆ど雨戸を閉めています。簡単です。南の開口は大きめに温もりを入れ、東西の開口は例えば縦細長の窓などで小さくする。家の長辺を南に向ける。こうして太陽熱を少しでも活かすことでCO2削減に、21世紀の重要課題である地球温暖化防止に寄与することができます。
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4月 ハトを襲うナマズ

 南フランスの川の砂州で水飲みに来た鳩の群れに突然水中から大きな魚が飛び出して襲い掛かり鳩をくわえて川に消える様子が目撃されました。問題のヨーロッパ大鯰(オオナマズ)、成長すると3m、270kgにもなる代物で元々東欧では食用にされていました。それを1974年にある釣り人が稚魚数千匹を持ち込みスペインの川に放流したのが西欧に広がってしまいました。これがサケやニシン科のアリスシャッドなど海から川へ産卵にくる魚を滅ぼしてしまう危険が懸念されています。これら海と川を往復する魚はただでさえダム建設や水質汚染、乱獲の影響で苦しんでおりこれら重要な回遊魚を絶滅させかねないのです。ダムではアユやサケなど産卵に遡上する魚の為の魚道やトンネルが設けられていますが、ガロンヌ川ではその水路で遡上するサケを待ち伏せ捕食するなど、狩りの技は恐ろしい。世界の魚類の半分は淡水で暮らしていますがこうした淡水生態系がダムや汚染や乱獲で絶滅の脅威にさらされ、なかでも外来種の導入が最も重大な原因だということです。日本でも釣り人が持ち込んだバスが湖や池に繁殖し問題になっているのと同じです。更に気候変動の影響がこれに拍車をかけています。大鯰の産卵には水温20℃以上が必要なのに、寒冷なベルギーやオランダの川の水温が上がり大鯰の大繁殖が見られるようです。全淡水種数は1970年から42年間で83%減少とのこと、要注意です。

鳩を狙うヨーロッパオオナマズ  ナショナルジオグラフィック より 一覧へ戻る

3/18 エスキモーになったアフリカ人

 テテ-マイケル ポマシーは西アフリカのトーゴで生まれ育った普通の少年でした。ある日、いつものように実を採ろうとヤシの木てっぺんに登りました。その時突然蛇が現れました。彼は驚いて木から墜落して、ひどくケガしてしまいました。テテ-マイケルの父は怪我を治すため彼を蛇神教団に連れて行きました。トーゴの田舎では父親の言うことには逆らえません。蛇神教は彼に教団の僧侶になるように勧めましたが、彼はそんな人生は嫌だと断って帰りました。怪我が治った後、ある日、彼は宣教師の図書室で本を物色していて「グリーンランドのエスキモー」という本を見つけました。読んでみるとそこは余りに寒いので蛇がいないことが分かりました。おー、蛇がいない!天国じゃないか。彼はすっかりエスキモーに取りつかれてしまったのです。みんなは「おまえ、頭がおかしくなったんだろ」と言いましたが、彼はとうとうトーゴを抜け出してグリーンランドへ向かいました。16歳の時のことです。船賃などある筈もなく、働きながら8年かけてついに目指す国、グリーンランドに到着しました。
 グリーンランドのエスキモー達にとって、彼は初めて見る「黒い人間」でした。テテを見るとみんな会話を止めてしまい、恐怖のあまり泣き出す子供たちもでる始末。でも族長たちは歓迎してホストになってくれ良い友達になりました。そこはアフリカとは全く別世界で、彼は彼等の言葉も、暮らしの何もかもをも学ばなくてはなりませんでした。エスキモーたちは伝統を守って暮らしていることが分かってきました。皆はアザラシの肉や白イルカの皮を食べていましたが彼は始めのうち喉を通りませんでした。だが次第に彼らの暮らしに慣れ、犬ぞりも操れるようになり、暮らしの底に流れる自由さが分かってくると共に、とても幸せを感じるようになりました。エスキモー達は彼をもっと北方へも連れて行ってくれたのですが、そこは本当に美しい景色でした。そして次第に彼はこのまま死ぬまでグリーンランドにいたいと思うようになりました。でもある時、彼はふと考えました。故郷の人々は極夜を見たこともなく、あのオーロラのウソのような美しさも知らない。永い間、植民地として支配され、平和で静かな暮らしを突然奴隷として狩られ、そんな風に苦しめられて来たアフリカ人のために、この素晴らしい暮らしのことを伝えようと決心し、故国に帰る決心をし、5年かけて本を書きました。和訳もあります。でも心の奥底では故郷になってしまったグリーンランドで命を終えたい気持ちは強いと言います。そのうちきっと帰るのでしょう。
(BBCワールド放送 歴史の目撃者シリーズより)
 
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3月 寒いのは室温だけの問題ではない

 寒い時期には室温が気になります。ところが人が寒暖を感じるのは室温だけではなく、湿度や空気の流れなど住まいのいろいろな要素の影響を受けますし、もちろん着衣の厚い薄いも強い影響があります。常識的な着衣で室内に居るとき、人間は「作用温度」を体感します。作用温度は「室温と平均輻射温度MRTを足して2で割った値」、すなわち室温とMRTの平均値で、人間は「室温」と同時に同じ強さで「MRT」をも感じているということです。ではMRTとは何か?簡単な実験をして下さい。頬から2㎝離して手のひらを広げてみるとあなたは頬に温かさを感じます。冷蔵庫から牛乳パックか何か出して同じようにすると頬が冷えた感じがします。このように人は触っていなくても壁や窓や天井や床や家具や、周囲のあらゆるものの温度を輻射により感じています。こうした目に入る周辺すべてのものの温度の平均値が平均輻射温度MRTです。室温は同じでも壁や窓や床など周りの温度が低いと寒く感じます。逆に周りの壁などの温度が暖かければ、室温は低めで吸う息に涼しさを感じる程でも心地よい温感になります。ではどうしたら周りの温度MRTを下げずに済むか。1つは2重ガラス窓や断熱の良い壁や床で外の寒さが室内に伝わりにくくすること。2つめは暖房を切って壁や床を冷やしてしまわないことです。太陽熱を使った全室24時間暖房などの蓄熱床暖房の快適さの秘密はここにあります。居住快適性についての昔からの研究は下記を。
https://www.chiryuheater.jp/useful_info/sumigokochi05-03.html

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2/26 ワクチンは変異株に効くのか

 世界を大混乱に落とし込んでいる新型コロナ(COVID19)騒ぎですが、アメリカやイギリスでワクチン接種が始まりいよいよこれで普通の時代に戻れるかと期待が高まります。しかしことはそう簡単ではないようです。1月終わりごろヨーロッパ連合EUと英国製薬大手アストラゼネカ社は激しい争いをしました。それは日本の数十倍の感染が進行するEUにしてみれば当初約束通りにワクチンが供給されないことによる必死の争いでした。日本では国内生産をするようですがそれにしても皆に行き渡るにはかなりの期間がかかりそうです。供給が進んだとしても次は金持ちの先進国だけが独占して良いのかという問題があります。一方、医学的にはウイルスの変異の問題があります。当初からこのウィルスは変異力が強いと言われていた通り12月には英国でより感染力が強いB.1.1.7、南アフリカで501Y.V2が、1月にはブラジルでP1が出現しワクチンの効果が心配されました。ワクチンはウィルスが人に取りつくための突起部の蛋白質を攻撃標識としていますが、幸い今のワクチンで対応可能とのこと。これはウィルスと人間の免疫系との戦いで、敵は次々に変異して網をくぐるような新手を繰り出してきます。そこでウィルスの進化を遅らせ変異を減らす為には従来通りマスクをし、手を洗い、密着を避け、出来るだけ早期にワクチン接種をすることが必要と専門家は言います。じゃあ今までと変わらないじゃないか?そう、当分ダメのようですね。
(アストラ社のは南ア変異に効果が悪いという話が出てきました21.02.07)

一日最大5千人にワクチン接種する英国グラスゴーの病院 BBCより
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2月 Low-e(ロゥイー)ガラス って何? 

 ここ最近の住宅の窓には、特別安い住宅でない限り、Low-eガラス入りの窓が使われます。一昔前までは北海道でしか使われず高価なガラスでしたが、今は全国的に一般化し価格も安くなりました。こうした優れた建材が使われるのは結構なことですが、いったいLow-eガラスの窓は何がいいのか建築屋さんでも分かっていないことが多いので、一度勉強して正しく理解しましょう。それには「遠赤外線」を理解する必要があります。遠赤外線はブームになったことがありますが何も特別なものではありません。熱いやかんに手をかざすと熱さが伝わります。手のひらを頬から3㎝程離してかざすと頬が、また手のひらも暖かくなります。夏、窓の外の舗装などが熱くなると、そのホテリが部屋に入ってきます。マンションのベランダが熱くなると日が沈んでもいつまでも部屋に熱さが入ってきます。これらはすべて遠赤外線の仕業です。このように遠赤外線は床、壁、家具、住人などあらゆるものから放出される熱の放散で、光の一種なので冬の夜、窓から宇宙の彼方に逃げて行ってしまい、その分だけ部屋そのものが温もりを失ってしまい、暖房はその効果を失います。Low-eガラスはこの遠赤外線が通過しようとするとこれを部屋にはね戻してしまう効果があります。逆に夏は外から入ろうとする照り返しによる赤外線をはね返すので、冷房効果を高めます。こうして窓の断熱力を35-40%も高めてくれます。

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1/25 新型コロナ、1週間で感染力なし? 

 身内が新型コロナに罹ったため隣近所からあたかも病原菌のように見られ、止む無く集合住宅を引っ越す羽目になった、という話は珍しくないようです。患者や濃厚接触者はどれ程、いつまで危険なのでしょうか。昨年5月に台湾の研究チームが100人(内9人無症状)の感染者とその濃厚接触者たち2,761人を丁寧に追跡調査し論文を出しました。濃厚接触者のうち感染したのは22人でしたが、22人はすべて元の感染者の発症から5日目以前に接触していました。発症よりも前、感染に気付かないうちに接触した人も感染、医療関係者よりも家族親族内の感染率が高かった。発症前の接触だけで感染した例もありました。無症状者から感染した人はいませんでした。結局、発症から一週間もすると感染力がなくなるようです。身近に高熱で入院が二人、軽い風邪熱一日程度のほぼ無症状が一人いましたが、いずれも退院時にPCR検査はされません。風邪熱氏は保健所放免直後に自主検査したらウィルスがいましたがその後消えました。多分居ても感染力は無かったのでしょう。メディアは感染数で煽って脅すのも必要でしょうが、周囲から「不潔」扱いされ白い目で見られる罹患者を思うと治癒後のことも正しく報ずるべきです。これは台湾の研究チームの論文ですが、コロナ初期の頃、発熱が3日続かないとPCR検査はしてもらえず、検査結果が出るのにまた3日。これで発症後一週間経過し感染力は消滅。それから2週間の無意味な閉じ込めをやっていたとは。

重症患者と戦う医療従事者(BBCニュースより)
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1月 「ためしてガッテン」の誤解

 NHKの「ためしてガッテン」で家の中に虫が一杯入る例をあげ、サッシの角辺りからクモなどが次々に吸い込まれる映像と共に「家が虫を吸い込む」という紹介をしていました。原因は換気扇による吸引で、対応としては計画換気用の吸気口を開くと良いとのこと。この家では換気のためレンジフードファンを常時運転しているとのこと。私は「こりゃあ大間違いだ」と驚きました。昔と今のサッシの違い、24時間換気システムとレンジフードファンの違いを混同して報道されたのです。昔のアルミサッシは確かに隙間だらけでしたが、近年使われるアルミ樹脂複合二重ガラスサッシには虫が吸い込まれるような隙間はありません。24時間換気が義務付けられたのは2003年のことで、それ以前の住宅にはトイレと浴室とレンジファンだけで給気口などありません。義務付け後の住宅も確かな吸引力を持つセントラル型換気は少なく、多くは吸引力が低い各室パイプファンのため虫まで吸い込む力はありません。もっとも給気口を閉めている家が多いのは空気質維持の点から良くありません。この放送の最大の欠陥は、24時間換気とレンジフードファンを混同していることです。換気ファンは家全体で毎時140㎥の排気、レンジファンは毎時550㎥と4倍近く強力です。換気用給気口は強風時に吹込みがないよう毎時28㎥以上の流入を抑制しますので、とうていレンジファンの排気をカバーできません。そこで同時給排気レンジファンが必要になります。さもなくば料理の時は台所近くの窓を少し開けるのが正解です。
同時給排気型レンジフードファン
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